
自分で作成したウェブサイトには、さまざまなコンテンツを組み込むことができるようになっています。その中には動画や音楽など、容量をたくさん消費してしまうものもあります。もしも、それらのコンテンツをウェブサイトで活用したいと考えているなら、レンタルサーバーを借りるときは利用できる容量が100gbくらいのものがおすすめです。
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レンタルサーバーにはストレージが入っている

レンタルサーバーには記憶媒体であるHDDやSSDなどのストレージが組み込まれています。そこにデータを保存することで、インターネット上に自作のウェブサイトを公開できます。ストレージに保存できる容量は、レンタルサーバーの運営会社によって異なりますしプランによっても異なると考えた方がよいでしょう。
100gbをおすすめする理由

普段からパソコンを使っている方は、100gbのストレージでは少ないと考えてしまうかもしれません。しかし、ウェブサイトとパソコンはまったく違うものです。パソコンにはOSやプログラムなども入れなければいけないため、100gbくらいあっという間に消費してしまうケースも珍しくはないです。
一般的な用途で利用するウェブサイトには、そのような余計なものは必要ないため、100gbでも十分すぎる場合が多いといえるでしょう。テキストと画像を中心にしてコンテンツを作った場合、1gbにも満たないというケースもよくあります。
それらの軽いコンテンツではなく、動画や音楽といった重いコンテンツを利用するウェブサイトを作りたい方もいるでしょう。動画や音楽はかなり容量を消費することになるので、100gbでは少なく感じてしまう方がいてもおかしくありません。
しかし、実際のところ100gbもあれば、(ファイル形式などの設定によって異なりますが)50時間以上の動画が取り扱えるようになることが多いです。
音楽に至っては軽く100時間を超えるでしょう。従って、動画や音楽の配信を中心にするサイトならまだしも、コンテンツの一部に組み込むくらいなら100gbでも十分だといえるのです。もしも、すでにインターネット上で公開したい動画や音楽のデータを持っているときは、容量をチェックしてみましょう。
ウィンドウズを使っている場合、データファイルを右クリックしてプロパティを選べば、すぐにサイズの確認が可能です。もしも、複数あるデータのサイズの合計を知りたい場合は、フォルダを作ってそちらにすべて入れましょう。
そのフォルダのプロパティを見れば、合計サイズが簡単に把握できます。
公開したい動画や音楽のサイズが100gbに収まっているときは、100gbのレンタルサーバーで十分だといえるでしょう。ただし、将来新たにデータを作る予定があるなら、そちらもきちんと考慮した上で容量を決めなければいけません。
100gbでは心配なら上位プランがあるレンタルサーバーを選ぼう
100gbまでしか用意されていないところを使っていて容量が足りなくなったときは、ほかのレンタルサーバーに乗り換えなければいけません。データを消すという選択肢も残っていますが、すべてのものを消したくないときは選ぶことはできないでしょう。
昨今のレンタルサーバーは比較的簡単に乗り換えられるようになっています。しかし、簡単とはいえ、手間や時間がかかってしまうのは事実です。もしも、乗り換えを少しでも楽にしたいと考えるなら、100gb以上の容量が選べる上位プランが用意されているレンタルサーバーを選択しましょう。
AからBのサービスに乗り換えるよりも、Aの甲プランから乙プランに変更する方が手間や時間がかかりません。プラン情報はレンタルサーバーの公式サイトにてチェックができます。プランを上位のものにすると、容量以外に変更されるサービスもあるのできちんと読んでおいた方がよいです。
もちろん、プランの変更方法などの詳しい説明もされているため、あとで容量をアップさせるかもしれない方は目を通しておきましょう。
容量が大きいコンテンツを使うならスペックも大切
ウェブサイトを開いたとき、なかなか表示されなくてイライラしたことがある方もいるでしょう。もしかすると、すべて表示されるのを待ちきれずに、ウェブサイトから離れてしまったかもしれません。画像や動画のような容量が大きいコンテンツというものは、表示させるためにある程度のマシンパワーを必要とします。
そのため、容量が大きいコンテンツを扱う予定なら、スペックが高いレンタルサーバーを利用しましょう。そうしなければ、自身が作成したウェブサイトでも、イライラしたり読まずに離れたりする訪問者がでてしまう可能性があります。
レンタルサーバーの記憶媒体にはHDDとSSDがありますが、速さを求めるときは後者を選びましょう。データの読み込み速度がSSDの方がかなり早いため、HDDよりも表示速度がアップします。また、レンタルサーバーもコンピュータなので、家庭用パソコンと同じようにメモリ容量の多さも大切になります。
メモリ容量が十分にあれば、取り扱えるデータの量が増えるため処理速度がグッと上がります。レンタルサーバーのスペック情報も公式サイトに載っていますが、よく分からない単語が多くて理解できない場合もあるでしょう。
そのときは、一つひとつの単語を調べて理解することをおすすめします。知識をしっかりと蓄えて、スムーズにウェブサイトを表示できるレタルサーバーを選べるようになりましょう。
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お試し期間にて実機をチェック
『100gbの容量が用意されていて、スペックも高い』というレンタルサーバと契約したとき、使い勝手が悪すぎてすぐにでも乗り換えたいと思ってしまうケースもあるでしょう。そのような事態になり無駄金を使わないためには、お試し期間にて実機をチェックすることが重要になります。
契約者とまったく同じサービス内容を、お試し期間にて確認できるレンタルサーバーがいくつもあります。100gbの容量をすべて消費するのは難しいでしょうから、できる限り多くのデータを保存して、サクサク動いてくれるのかチェックしてみましょう。
チェック方法は難しくはなく、レンタルサーバー上に保存したウェブサイトをほかのパソコンやスマホなどで表示してみるだけです。
100gbを有効活用しよう
100gbもあるからといって、考えなしにデータをウェブサイトにアップロードしていったのではすぐに満杯になってしまうかもしれません。無駄なものを省いたりデータの圧縮形式を変更したりして、容量をできる限り有効活用しましょう。
100gbの使い方をしっかりと工夫することで、さまざまなコンテンツが盛りだくさんの素敵なウェブサイトを作れます。