
phpの使用に適したレンタルサーバーを選ぶといっても、ほとんどの有料のレンタルサーバーはphpに対応しています。そのためphpに対応しているかどうかではなく、phpの使用に適しているかという視点から利用するレンタルサーバーを選びましょう。
レンタルサーバー選びのポイントはいくつかあるため、1つずつポイントを検討しながら選ぶことが大切です。
無料のサーバーはphpに対応しているか確認が必要
ショッピングカートや予約フォームなどの動的なWEBページを作成したいと考えている場合、phpを利用するケースが多く見られます。WEB開発やアプリ開発に適したツールなので、ブログやホームページ作成にもphpが多く使われています。
そのためレンタルサーバーを利用したいなら、作りたいサイトの内容によってはphpに対応しているかどうかは大切な問題です。
事業としてサイトを運営したい場合、多くの方は有料のレンタルサーバーを利用します。有料のレンタルサーバーのほとんどはphpに対応しているので、対応しているかどうかよりもphpの利用に適しているかという点が重要です。
ただし無料のレンタルサーバーは、phpが利用できない場合もあるため注意しましょう。
速度に注目して選ぼう

phpを導入すると、サイトに負荷がかかった影響で速度が遅くなる場合があります。速度が遅くなってしまうと、サイトを訪れたユーザーが快適にサイトを利用できず、競合他社に顧客を取られてしまうかもしれません。またphpにおける処理速度は、バージョンの違いによって異なります。
以前主流だったphp5だと処理速度が下がってしまうので、php7やphp8を選んで快適な処理速度でサイトを利用できる環境を整えましょう。
費用面からレンタルサーバーの利用を考える
有料のレンタルサーバーは、毎月月額料金を支払って利用することになります。ランニングコストがかかるサービスなので、月々の負担が大きくなりすぎないように注意しましょう。しかし負担を少なくするために、料金だけに注目してレンタルサーバーを選ぶのはNGです。
基本的にレンタルサーバーは、料金が安いものほどサーバーのスペックが低い傾向が見られます。スペック不足で快適に利用できない状態を避けるためにも、料金以外の面にも注目しながらphpの利用に適したレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
レンタルサーバーにおける容量を確認しよう
レンタルサーバーでphpを使いたい場合、ホームページやブログの作成ではなく、ショッピングサイトの運営を検討している方も多くいます。ショッピングサイトの場合、画像などのコンテンツを多く掲載するとディスク容量が少ないと容量不足になる可能性があります。
そのためphpを快適に利用できるレンタルサーバー選びでは、ディスク容量に注目して選ぶことが大切です。必要となるディスク容量は、運営したいホームページの規模や内容によって異なります。必要な容量がわからなければ、50GBを目安に選びましょう。
また画像や動画などのコンテンツを多用したい場合、容量無制限もしくは最大容量が多いサーバーを選ぶことも可能です。
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安心して利用できるサポートをチェック
初めてレンタルサーバーを利用するという場合、問題が起きた時に問題なく対応できるかなどの点で不安になってしまう方もいるでしょう。そこでレンタルサーバーを安心して利用するために、サポート体制が整った環境を選ぶのも1つの手です。
phpを用いたホームページ作成でわからない点があれば、レンタルサーバー会社の問い合わせ窓口で質問ができます。このときメールでの質問だけではなく、電話やチャットを通したリアルタイムでのやり取りができるレンタルサーバー会社であれば、安心して相談しやすくなります。
また利用者数が多いレンタルサーバーは、利用者の口コミからphpを用いたホームページ作成のトラブル解決法などの情報が集められます。
セキュリティ対策も大切なポイント
ショッピングサイトなどを運用する場合、顧客は個人情報を入力して使用することになります。そのほかにもレンタルサーバー上には重要な情報が多く含まれる可能性があるため、セキュリティ対策に問題がないか確認することも必要です。
そこでphpを導入したレンタルサーバーを選ぶなら、セキュリティ対策がしっかりしているかどうか確認しましょう。
ドメインをいくつ利用できるか
自社のホームページとブログ、さらには自社製品を扱うショッピングサイトなど複数のサイトを運営したいと考えている場合もあるでしょう。そのような場合、ドメインも複数必要になるケースも見られます。そこでphpが利用できるレンタルサーバーを選ぶなら、ドメインがいくつ取得できるか確認する必要があります。
複数のドメインが取得できるといっても、追加料金なしで複数のドメインが取得できるレンタルサーバーもあれば、1つ追加ごとに追加料金が発生するケースも見られます。必要なドメイン数と追加料金の有無を比較して、レンタルサーバーを選びましょう。
途中でプランの変更が可能か
運用するサイトの規模が大きくなったら、容量を増やすことを検討しているという場合もあるでしょう。そのような場合であれば、途中でプランの変更が可能なレンタルサーバーを選ぶのも1つの手です。作成したホームページやショッピングサイトの状況に合わせてレンタルサーバーのプランを変更することで、今の状況に適したレンタルサーバーを利用しやすくなります。
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比較しながら相性の良いレンタルサーバーを選ぼう
phpに注目してレンタルサーバーを選ぶといっても、注目するべきポイントはいくつか存在しています。このとき1つずつレンタルサーバーについて調べていくのではなく、いくつかのレンタルサーバーを比較しながら相性の良いところを探していくことが大切です。
料金や容量、さらには処理速度などの数値を一覧にして比較していくことで、条件が自社に適したレンタルサーバーを探しやすくなります。また数値的なデータだけではなく、利用者の評判を比較することも必要です。利用者ならではの意見を比較することで、データからは見えない問い合わせの対応の良さやトラブルの少なさなどの情報も考慮したうえで判断できます。
最初に求めるレンタルサーバーの条件を整理しておくと、スムーズに比較しやすくなります。
phpを利用しやすいレンタルサーバーを探そう
有料のレンタルサーバーはphpに対応しているケースがほとんどなので、容量や処理速度などに注目しながら、快適にphpを利用できるレンタルサーバーを探していくことが大切です。
作成したいホームページやショッピングサイトにはどのようなレンタルサーバーが必要か考えたうえで、相性の良いものを探しましょう。
複数の選択肢を比較しながら、phpの利用に適したレンタルサーバーを探すことも大切です。